2歳セリで見出され、その勢いのままデビュー年に5戦無敗。その中にはブリーダーズカップ・ジュベナイルなどG1競走3勝を含み堂々の最優秀2歳牡馬のタイトルを獲得した。そして翌年はフロリダ―ビーを完勝して、ケンタッキーダービーも単勝1番人気の支持に応えて圧勝した。前年のブリーダーズカップとケンタッキーダービーの両方を勝つのは容易なことではないことも加えておく。初産駒が2歳になった昨年はヴィークイストがG1競走で2勝しエクリプス賞最優秀2歳牝馬のタイトルを獲得し、グレッキーザグレイトが芝G1で優勝。産駒合計17頭が勝ち上がり、例年より激戦の2歳新種牡馬部門で首位となった。現在米国で最も期待される新世代の種牡馬と言えよう。(文:ウィンチェスターファーム・吉田直哉氏)
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