ゴールデンセンツ

　現在北米を牽引するイントゥミスチーフの代表産駒。2歳時から頭角を現し、各地に遠征デビュー年には約72万ドルも賞金を獲得している。翌3歳シーズンでは米国春季の重要なG1戦サンタアニタダービーで優勝して秋は古馬相手にブリーダーズカップ・ダート・マイルで優勝。しかも本馬は翌年も同レースに勝ち連覇を達成した。種牡馬としても昨年のサードクロップサイアー、一昨年のセカンドクロップサイアーランクで首位となり、この父系での有力後継種牡馬としての位置を確固たるものにしている。父同様、重心が低い走りで地面をしっかり掴む力強い産駒が多い。（文：ウィンチェスターファーム・吉田直哉氏）