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アロゲート

 新たな血脈の導入のためにフランケル、エンパイアメーカー等を生産したカリッド・アブドゥーラ殿下の競馬事業体ジャドモントファームが1歳市場で購入し、西海岸の有力調教師ボブ・バファートが同馬の管理を担うことに。同馬の成長を優先させるためデビューは3歳時の4月17日。初勝利は2戦目の6月5日で、そこから一気に素質を開花させ3連勝後の初重賞挑戦となったG1トラヴァースステークスで同期の有力馬達を粉砕し、以後ブリーダーズカップ・クラシック、ペガサスワールドカップ、そしてドバイワールドカップと連勝街道を歩んだ。この世代は優秀でガンランナー、レオバンなどを輩出している。供用初年度から上質の繁殖牝馬が集められ、今年競走年齢に達した初産駒の成功が期待される。残念ながら病気により落命。本年度産馬が最終産駒となる。(文:ウィンチェスターファーム・吉田直哉氏)

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